Lila.help(ライラ・ヘルプ)では、世界のほぼすべての国の、信頼できる「ジェンダーに基づく暴力」被害相談窓口や民間の支援団体を見つけることができます。このサイトに掲載されているすべての相談窓口や団体は、安全であり、あなたの話に耳を傾け、被害者が何を必要としているかを理解している窓口や団体です。これらの窓口は広範な緊急時支援ネットワークにつながっており、あなたはそこを通じて質問したり助けを求めたりすることができます。各地域担当者は、それぞれの地域でどのようなサービスが信頼でき、利用可能であるかを知っており、ここに提示している情報が被害者が最も必要とするときに役立つことを確認した上で掲載しています。一番大切な判断基準は、自分の愛する人、姉妹、友人をこの団体に勧めるかどうかです。各地域担当者はその視点に基づき、窓口や団体を選んでいます。
一般的な原則として、ここに紹介している相談窓口や団体は以下の条件を満たさなければなりません。
- 女性や子ども・少女が暴力から逃れることを助ける団体であること
- 「ジェンダーに基づく暴力」が人間にとってどんな意味をもつのかを理解していること
- サバイバーに連帯すること
- 適切な(緊急の)支援を紹介できること
- 求められれば匿名の人に対しても支援を行うこと
- サバイバーに関する守秘義務を守ること
できれば以下の条件を満たすほうがよい
- 無料
- 第三者を介さずにアクセスできる
- 24時間利用可能
- すべてのサバイバー(被害者)が利用できる
GNWSについて
グローバル・ネットワーク・オブ・ウィメンズ・シェルターズ(世界女性シェルターネットワーク)は、世界各地のシェルターネットワークの連合体です。私たちは、世界中の「ジェンダーに基づく暴力」(女性に対する暴力)のサバイバー(被害者)と、サバイバーを支援するシェルターの声を代弁しています。私たちは、相談窓口、ワンストップ支援センター、カウンセリング、コミュニティサービス、そしてシェルターを結びつけ、それらを代表して行動しています。人権とフェミニズムの観点から、すべてのサバイバーのニーズを満たすことを目指して活動しています。
GWNSの基本的理念と中心となる価値観
- 政府や社会は、女性の人権を保障する責任がある。
- 暴力は、女性の人権と平等を侵害するものである。
- 女性シェルター運動は、女性とその子どもに対する暴力をなくすための世界的な取り組みにおいて、重要な指導的役割を果たしている。
- 私たちは、女性とその子どもたちが様々な形態の暴力と抑圧を経験する可能性があることを認識する。
- 私たちは、女性とその子どもたちが直面する暴力と抑圧の多様な経験から出発して活動する。
- 加害者は、その暴力の責任を負わなければならない。
- 私たちは、女性に対する暴力は、歴史的な男女の不平等な関係性の表れであり、それが女性とその子どもに対する暴力と差別を永続させているということを認識する。
- 私たちの活動は、「女性に対する暴力の撤廃に関する国連宣言」を指針とする。
- 私たちは、女性に対する暴力をなくす世界的な運動において、女性のリーダーシップを強めるために活動する。
私たちの基本的立場は、フェミニズムと一致し、またそれは次の理念を含んでいる。アクセシビリティ、自律性、尊厳と敬意、エンパワーメント、平等と公平、包摂、誠実さ、安全、連帯、透明性。